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映画評:夏休みにオススメの「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」 あらすじ・作品評・キャスト評を一挙紹介!

2017年7月29日 12時40分 参照回数:

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」
監督=ヨアヒム・ローニング、 エスペン・サンドベリ
制作=2017年・アメリカ

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ


 ウォルト・ディズニーによる「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、東京ディズニーランドにもある「カリブの海賊」を基に製作されたアドベンチャー超大作である。

 夏になると観たくなる映画。皆さんにとって、それはどんな作品だろうか?

 映画館に行くことが一大イベントであった幼い頃に映画館で、家族や友達と共に観たあの映画。暑い夏に日差しを浴びながら向かい、一歩映画館に足を踏み入れた途端に感じるヒンヤリとした冷気。ポップコーンやナチョスの香り・・・。

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」が公開される度に、私の脳裏にふとそんな記憶がよみがえる。

 本作が公開されると、映画館には老若男女問わず、多くの観客が席についているというのが印象深い。

 これまでシリーズ4作品が製作され、今回で5作目となる大ヒット映画だが、相変わらず観客を大海原に連れ出し、冒険の旅へと誘ってくれる作品であった。

あらすじ


 まず原題の「Dead Men Tell No Tales」というのは“死人に口なし”という意味で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズとは切っても切り離せない言葉である。

 そのことを念頭に置いてから、本作を楽しんでもらいたい。

 物語は「パイレーツ・オブ・カリビアン」第1作から第3作まで主人公ジャック・スパロウ船長と共に冒険の旅を繰り広げたウィル・ターナーとエリザベス・スワンの子供であるヘンリー・ターナーが父の呪いを解くために奔走する場面から幕を開ける。

 今回の物語の鍵となるのがこのヘンリーで、フライング・ダッチマン号の呪いにより、陸に上がることのできない父の呪いを解く唯一の方法である“ポセイドンの槍”を探すためにジャック・スパロウを訪ねてくるというわけだ。

 当のジャックもかつて魔の三角地帯と呼ばれる場所へ葬った“海の死神”サラザールに狙われたことから、ヘンリーに協力。

 ジャックと彼の仲間たち、ヘンリー、そして“ポセイドンの槍”の在り処を示した地図を持つ天文学者のカリーナが大海原へと飛び出し奇想天外な冒険へと旅立つ。

 そこにジャックの良き仲間にして好敵手でもあるへクター・バルボッサやイギリス海軍などが大きく絡んでくるといったものだ。

作品評


 「パイレーツ・オブ・カリビアン」と言えば、そのアトラクション的な魅力のある映画として、かれこれ10年以上親しまれている作品だが、今回もその期待を裏切らない!

 海賊船に乗っているかのような躍動感ある映像、リアルなVFX、綿密に練られた秀逸な脚本構成・・・小難しい話は一切なく、ただただ映画に身を委ねて楽しめる、まさに娯楽大作。

 笑いあり、ド派手なアクションあり、スリリングなサスペンスあり、また心温まる家族愛も存分に描かれており、やはり皆に愛されるべくして愛されている作品だということを改めて感じさせられた。

 正直、物語的な部分でのマンネリ化というのは若干否めないものの、シリーズで登場したキーワードやアイテム、さらにはこれまで多くを語られてこなかったジャックの過去にまでフォーカスされており、まさに集大成と言えるような作品。

 ハラハラドキドキ、そしてワクワクが存分に詰まった一作である。

キャスト評


 キャストに関しても上々で、ジャック・スパロウ船長を演じるジョニー・デップは、私生活でのスキャンダルなど俳優以外の部分で大きな話題を振りまいている印象が最近では強いが、やはり2003年から演じている自身最大の当たり役と言うこともあり、水を得た魚のごとく小気味よく演じきっている。その酒におぼれていると言われる私生活さえも役作りとして活かしているとさえ、感じさせるのだ。

 初登場となったヘンリー役の期待の新星ブレントン・スウェイツとカリーナ役のカヤ・スコデラリオも「パイレーツ・オブ・カリビアン」という世界観にぴったりとハマった存在感を発揮。特にブレントンに関しては、これまでのシリーズにおいてオーランド・ブルームが果たしてきたイケメンどころという役割を大いに担っており、彼とカヤが前作にはなかった原点回帰と言う点において、大きな存在となっているように思う。

 ジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサ、オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーなど、懐かしの面々が物語に密接に関わってくるところには、ファンなら思わず鳥肌ものだろう。

 そして、キャストの中でも特に注目してもらいたいのが、サラザール役のハビエル・バルデム。「ノーカントリー」でオスカーを受賞しているほどの名優である彼が、圧倒的存在感で役になりきり、観客に恐怖をもたらす。この名演は彼のファンでなくとも、一見の価値あり。

夏休みの一作にオススメ!


 この夏休み。時間がなくて遠出が出来ないという方は、ぜひとも「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観に劇場に足を運んでもらいたい! 今や映画館でも4DXなど体感型シアターが主流になり、フードも数年前とは比べ物にならないほどに充実。テーマパークにいるような気分を味わえるものだ。この夏は、映画館で冒険の旅に出てみてはいかがだろうか?

 最後に映画はエンドロールが終わるまでが一つの作品である。中には続編へと繋がる重要なシーンが“おまけ”としてエンドロール後に映し出される作品もある。本編が終了しても、ぜひ、最後の最後まで席を立たないようにしてほしい。

 きっと帰らないで良かったと思うはずだ。

(文=Sunset Boulevard Twitter:https://twitter.com/sunsetblvdmovie))








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