小池里奈、『赤×ピンク』でツインテールの“14歳ロリータファイター”を演じた少女の素顔

2014年2月24日 1時07分 参照回数:


池里奈

小池里奈 (撮影:竹内みちまろ)


 女同士が檻の中に入って、本能をむき出しにして闘う「ガールファイト」を舞台とする映画『赤×ピンク』が2014年2月22日から、東京・角川シネマ新宿ほかで公開中。少女から大人になろうとする女たちの痛みと、本格的ファイトシーンを、痛快なストーリーの中で描き出す。

 4人の女たちの人間模様が交錯する同作で、注目は、「まゆ14歳」というリンクネームで闘うロリータファイターを演じた小池里奈(20)だ。

 「まゆ14歳」は、髪の毛をツインテールにし、小柄な身体を、いちごのアップリケをつけたフリルスカートに包んで闘う。威勢良く敵に飛び込んでいっても、すぐに吹き飛ばされてしまい、そのままいたぶられてしまう。しかし、ファンからの支持は絶大で、指名が途切れることがない。

 原作小説からそのまま飛び出してきたような、「14歳」にしか見えない少女「まゆ」を演じた小池とはどんな女優なのか。

 『赤×ピンク』の公開初日に角川シネマ新宿にて舞台あいさつが行われ、小池ほか、芳賀優里亜、多田あさみ、水崎綾女、榊英雄、坂本浩一監督、原作者の桜庭一樹氏が登壇した。イベントから、小池の様子を紹介したい。

 トークショーでは、まず役作りが話題に挙がった。

 今年成人式を迎えた小池は、ほほを上気させながら、話し始めた。「原作は女の子の気持ちがすごく描かれているなと思いました。私は幸せに育ってきた方なので、すごいなと思いました」とコメント。続けて、撮影前に、キャストが集まってキャラクター設定やそれぞれの関係性を話し合ったことを紹介した。しかし、適切な言葉で端的に表現するには至らず、思わす、劇中では小池の保護者的な役割を演じる水崎が、「キャラクターは、監督と一人の役者との間で話し合って決めることが多いのですが、今回はみんなでひとつのキャラクターを作るという作業がありました」とフォローを入れた。水崎が、「そういうことだよね?」と確認すると、小池は「はい!」と嬉しそう。素直で、かわいらしい小池の仕草と笑顔に会場中がため息をついた。

 また、映画の内容にちなんで、自分自身が子どもから大人になったと感じた瞬間を告白する企画が行われた。

 小池は、「まだ子どもなんですけど」というも、「この間、初めて選挙に行ってきました」と満面の笑みで語り始めた。「初めて銀のラーメンの箱みたいなところで書いて、投票する時に折れやすいように半分になっていて、そこで折って入れるんだよということを、そこにいたおじ様に教えていただいて、すごい、選挙していると思いました。あたし、大人になったんだなと何よりも強く思いました」といかにもはち切れそうな笑顔。

 水崎は、小池の「銀のラーメンの箱みたいなところ」や「おじ様」などの言葉にひとつ、ひとつに反応して、「かわいい!」と口にしながら小池の身体を抱き寄せていた。そんな2人を、登壇者たちも温かいまなざしで見守っていた。

 劇中では、水崎が小池を抱き寄せたり、抱き締めたりする場面がたくさんあるというが、撮影が終わっても、水崎は小池がかわいくてしかたがない様子で、ステージから降りる際は、小池の手を取って、2人で手を繋いで帰る一幕もあった。

 自身でも明かしていたように、小池の素顔は、周りの人間たちからたくさん愛されて、幸せに育ってきた少女であるようだ。が、その小池が、『赤×ピンク』では、私生活でも檻の中に閉じ込められている孤立無援の少女を演じている。

 舞台あいさつに登壇した坂本監督は、作品のクライマックスとなるラスト・バトルに注目してほしいとメッセージを送っていた。ラスト・バトルでは、小池はそれまでのロリータファイターとは別人の顔を見せ、トラウマを持つ少女の一瞬の輝きを見事に演じ切っている。

 『赤×ピンク』では、小池が演じる“14歳”のロリータファイターの素顔にも注目してみてはどうだろうか。(文・写真=竹内みちまろ)


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